
切迫早産と告げられた日、パパが感じたこと
健診の日、パパは1歳半の息子とお留守番。
ママはひとりで健診に向かいました。
しばらくして届いたママからのLINEメッセージには、こう書かれていました。
「切迫早産になってるって。赤ちゃんの頭がかなり下がってるみたい。絶対安静って言われた。1週間後に再検査で、場合によっては入院になるかも。」
スマホを握りしめながら、パパの胸にはいろんな感情が押し寄せました。
驚き、不安、焦り、そしてどうしてあげたらいいんだろうという戸惑い。
でも、息子はまだ小さくてパパに甘えたがる。
不安な気持ちを押し込めながら、普段通りに息子と遊び、食事をさせました。
帰宅したママの、強さと優しさ
2時間後、ママが帰宅しました。
玄関を開けたママは、まず洗面台に直行。
洗面台から戻ってきたママは、明るく笑いながら「ただいま」と言いました。
まるで何事もなかったかのように、普段通りに振る舞っています。
でも、目の周りがほんの少し赤くなっているのを、パパは見逃しませんでした。
きっと、ひとりで涙を流していたんだろう。
でも、パパと息子に心配をかけまいと、必死に明るく振る舞ってくれている――。
パパは、その強さと優しさに胸がぎゅっと締めつけられる思いがしました。
そして、心に誓いました。
「支える側に、ちゃんと回ろう。」
パパにできる、ママを支えるための5つのこと
1. ママの「不安」を受け止める
妊娠中に「切迫早産」と告げられると、ママの心は不安と恐怖でいっぱいになります。
そんなとき、パパができる一番大事なことは「話を聴くこと」。
アドバイスをしたり励ましすぎたりする必要はありません。
ただ静かに、「そうだよね、不安だよね」と寄り添ってあげるだけで、ママはとても救われます。
2. 家事・育児をできるだけ引き受ける
絶対安静を指示されたママは、動くことすらできない状況です。
料理、掃除、洗濯、そして1歳半の息子のお世話も、パパが率先して担当しましょう。
「何か手伝うことある?」ではなく、先回りして動くことで、ママは安心して身体を休めることができます。
3. ママの「できない自分」を責めさせない
本来なら家族のために動きたいママが、動けない自分を責めることもあります。
そんなときパパは、「今は赤ちゃんと自分を守ることが一番大事なんだよ」と伝えてあげてください。
ママに安心感を与え、自己肯定感を保たせてあげることが、心のケアに繋がります。
4. 健康管理もサポート
処方された薬(例:ウテメリン)の飲み忘れがないか、
水分をしっかり取れているか、体調に変化がないか――パパも一緒に気を配りましょう。
また、「無理しなくていいからね」と日々声をかけるだけでも、ママの心の負担は大きく違います。
5. パパ自身も心を整える
ママを支えるためには、パパ自身が心に余裕を持つことも大切です。
たまには好きなことをしてリフレッシュする時間も取りながら、
「家族みんなで乗り越える」ことを意識しましょう。
パパが笑顔でいることが、ママと子どもにとって一番の安心材料になります。
まとめ:パパにしかできないサポートがある
切迫早産と向き合うママにとって、パパの存在は思っている以上に大きな支えです。
特別なことはできなくても、そっと寄り添い、家事や育児を引き受け、ママを責めないこと。
そして一緒に赤ちゃんを守るという気持ちを共有するだけで、家族の絆はもっと強くなります。
焦らず、無理せず、家族みんなで一歩ずつ乗り越えていきましょう。
あとがき:僕自身の体験から
この記事を書いている僕も、実は今まさに「切迫早産」と向き合っている真っ最中です。
1歳半の息子と過ごしながら、2人目の赤ちゃんを迎える準備をしています。
ママが泣きたい気持ちを押し隠して、僕たちに笑顔を見せてくれた日、
胸が締め付けられるような気持ちになりました。
だからこそ、僕もできる限り家族を支えたい。
そして同じように悩んだり頑張っているパパたちに、この思いが届いたら嬉しいです。
一緒に、家族を守っていきましょう。
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