💤 寝かしつけ戦争、パパの限界は突然やってくる
「今日は早く寝てくれよ……」
そうつぶやきながら、0歳と2歳を相手に寝かしつけバトルを挑む——。
パパにとって、一日の終わりはまさに“修羅場”です。
0歳は眠いのにぐずぐず泣き、2歳はなぜかテンション爆上がり。
電気を消しても、部屋を静かにしても、まったく寝ない。
片方が泣けばもう片方も泣き出す“地獄のループ”。
寝かしつけが同時に2人…これはもう試合開始から延長戦確定の戦いです。
我が家も例外ではありませんでした。
妻が里帰り中で、完全ワンオペ。
「今日は早く寝かせてNetflixでも見よう！」と意気込むものの、
気づけば時計の針は9時を回り、泣き声がこだまする寝室。
寝かしつけBGMは、もはや「泣き声＋ため息」サウンド。
この時間が永遠に続くのでは…とすら思いました。
⚾ 阪神優勝の日に起きた“奇跡の夜”
そんなある晩、まさかの“救世主”が現れました。
それは——阪神タイガースの甲子園中継。
その日は、阪神がリーグ優勝を決める歴史的な夜。
テレビで観戦していた私は、試合途中でまさかの放送終了。
「えっ!? このタイミングで!?」と、リモコン片手に絶望。
どうしても続きを聞きたくて、携帯でradikoをダウンロードして、甲子園の実況中継を流しました。
寝室では0歳が泣き、2歳が布団の上でゴロゴロ。
「もう半分諦めだ…」と、スマホのスピーカーから流れる甲子園の音に耳を傾けていると——。
数分後、ふと横を見ると、2歳が静かに目を閉じている。
腕の中の0歳も、穏やかな寝息を立てていたのです。
まるで魔法のような瞬間でした。
あの寝かしつけ地獄が、まさか“阪神中継”で終わるなんて。
その夜、私は天井を見上げてつぶやきました。
「ありがとう、神様、仏様、阪神さまー！まさか阪神の実況中継が寝かしつけしてくれるとはー」
🎧 “甲子園実況中継”が寝かしつけに効いた理由（パパのガチ分析）
冷静に考えてみると、阪神の中継が寝かしつけに効いたのは、いくつかの“科学的要素”が関係していたようです。
① 一定リズムの音が「ホワイトノイズ効果」を生む
甲子園の実況には、観客のざわめき、マイクに入る風音、アナウンサーの安定した声などが混ざり合っています。
これらは、赤ちゃんが安心するとされる「ホワイトノイズ」と同じリズムや周波数帯を持っています。
実際、YouTubeでは「ホワイトノイズ 寝かしつけ」や「環境音 子守唄」といった動画が何百万回も再生されています。
つまり、「甲子園の音」も立派な“自然ホワイトノイズ”だったのです。
② パパのリラックスが子どもに伝わった
寝かしつけは、親の心理状態に大きく左右されます。
「早く寝てくれ！」という焦りは、子どもにそのまま伝わります。
私は阪神の試合を聴きながら、「よし、あと1点！」と一喜一憂。
不思議とイライラが薄れ、呼吸が深くゆっくりに。
その落ち着きが、赤ちゃんや2歳児に“安心”として伝わったのだと思います。
「親が安心している＝子どもも安心できる」
寝かしつけ最大のコツは、実はこれに尽きます。何より阪神ファンの私は阪神の応援を聞いているとテンションが上がって、寝かしつけが苦じゃなくなりました。
③ 実況の抑揚が“子守唄リズム”に近い
アナウンサーの実況は、興奮と静寂が交互に訪れます。
「打ちました〜！」「スリーアウトチェンジ！」というリズミカルな抑揚が、
まるで“人の声による子守唄”のような安定感を作り出すのです。
一定のパターンで繰り返されるリズムは、子どもの脳に「安心」を与えるとも言われています。
つまり、阪神中継の実況リズムが、偶然にも“最強の子守唄”になっていたのです。
📻 我が家の寝かしつけルーティンはこう変わった！
あの夜以来、我が家ではradikoとYouTubeを活用した「音の寝かしつけルーティン」を導入しています。
🔸 パターン①：radikoでリアルな甲子園実況を流す
夜8時頃、寝かしつけタイムに合わせてradikoをオン。
音量は気持ち大き目がポイントです。
歓声や実況の抑揚が、逆に「心地よい現実音」として眠りを誘います。ただこの方法はシーズン中じゃないと使えないのが難点です。
🔸 パターン②：YouTubeで応援BGMや過去中継を再生
「阪神 甲子園 応援BGM」や「阪神 ラジオ 実況」で検索すると、
まるで球場にいるような臨場感のある音源が多数ヒット。
夜中の授乳タイムにも最適です。
🔸 パターン③：音のルーティン化で“寝る時間”を覚える
「この音が流れたら寝る時間」と脳に覚えさせるのがコツ。
特定の音を毎晩同じ時間に流すことで、子どもが“自動で眠くなる”サイクルを作れます。
⚠️ 実際にやってみてわかった注意点と失敗談
とはいえ、どんな家庭にも万能ではありません。
我が家でもいくつか“失敗”がありました。
・音量を上げすぎて「うるさい！」と野球に興味のないママにが怒られる可能性があります。
・逆に音が小さすぎると他の音に邪魔されてなかなか寝ないことがあります。
でも、こうした“笑える失敗”も、育児においては大切な思い出です。
「うまくいかなくても、楽しめばいい」
この感覚が、長い育児生活を少しラクにしてくれます。
🌙 「叩かない」「怒らない」育児のためにできること
寝かしつけがうまくいかないと、ついイライラしてしまいますよね。
何度も泣かれると、感情が爆発しそうになる夜もあります。
でも、そんなときこそ**“音の力”**を思い出してほしい。
音は、怒鳴るよりも早く空気を変えてくれます。
ラジオの実況、優しいBGM、好きなチームの応援…。
どんな音でもいい。パパが落ち着ける“環境音”を持つことが大切です。
寝かしつけは“忍耐”ではなく“工夫”。
自分が笑顔でいられる方法を見つけた瞬間、育児は少しずつ楽しくなります。
🏁 まとめ｜甲子園中継は我が家の「寝かしつけ神回」
・阪神優勝の日、甲子園中継で奇跡の同時就寝
・一定リズム＋環境音＋パパのリラックス＝最強睡眠コンボ
・radiko×YouTubeで誰でも再現可能
・叩かない・怒らない育児の第一歩に
子どもが眠ったあと、静かな部屋でradikoの続きに耳を傾けながら、
阪神の勝利インタビューを聴く時間——。
その瞬間こそ、パパにとっての“ご褒美タイム”です。
寝かしつけは苦行ではなく、発見です。
意外な音、意外なタイミングに、家族の奇跡の夜はやってきます。
そして今日も、どこかの家で。
甲子園の歓声に包まれながら、0歳と2歳の寝息が並んでいる——。
あなたの家にもきっと、「寝かしつけの神」は降臨します。
コメント