
子どもが2歳になると、「そろそろトイレを意識してみようかな…」と思う家庭も増えてきます。しかし、トイトレに取りかかる前に意外と多くの親が直面する悩みがあります。
それが “お風呂でおしっこをしてしまう問題”。
我が家でもまさにこの問題に毎日のように悩まされていました。本人は悪気ゼロ。それどころか、お風呂の中でのおしっこが 楽しい遊びの一部 になってしまったのです。
しかしある日を境に、その習慣がピタッと止まり、10日後には 初めての“トイレでのおしっこ成功” に繋がりました。
この記事では、実体験を基に
- なぜ子どもはお風呂でおしっこするのか?
- 僕自身の“やってしまった失敗”
- 劇的に効いた改善方法
- 冬の便座問題と100均対策
- 成功するまでの10日間のストーリー
- 読者も再現できるポイント
これらをすべてまとめて紹介します。
同じ悩みを抱えるパパ・ママの参考になるはずです。
■ 子どもがお風呂でおしっこをする理由|知っておくべき基礎知識
まず、大前提として知ってほしいのは
■ 「お風呂でおしっこ」は悪いことでも反抗でもない
ということです。
理由には以下のような科学的背景と幼児心理が関わっています。
● ① 温かい湯で身体がリラックスしすぎる
湯船につかると副交感神経が優位になり、尿意が出やすくなります。
これは大人にも起きる自然な反応。2歳児は尿意コントロールが未発達なので、そこで“出てしまう”のは当然と言えます。
● ② シャワーの音・刺激で排尿反射が起きる
流れる水の音や温度の変化が排尿を誘発することがあります。
「シャワー=おしっこ連想」になりやすいのです。
● ③ 親のリアクションが“遊び”化させる(我が家の原因)
これが我が家で一番大きかったポイント。
最初に息子がお風呂でおしっこをしたとき、僕は
「お風呂でおしっこしたらダメだよ〜(笑)」
と、笑いながら声をかけ、さらにふざけて ちんちんにシャワーを当てたりしてしまいました。
はい、完全にやらかしました。
2歳児にとって「パパが笑う=楽しいこと」なので、
その瞬間、息子の中で
「お風呂でおしっこ=パパが笑う=遊び」
という式が完成してしまったのです。
そこから毎日、お風呂に入るとほぼ必ずおしっこ。
注意しても叱っても、逆に“注目される行動”として強化されてしまいます。
■ 我が家を救った「お風呂前トイレ」の習慣
いろいろ試してたどり着いたのが
▶ お風呂に入る前に必ずトイレに座る
というシンプルな習慣です。
ポイントは
- 出なくていい
- とりあえず座るだけでOK
- ルーティン化する
という3つ。
これを試した初日、驚くべき変化が起きました。
■ なんと“その日から”お風呂でのおしっこがゼロに!
本当に嘘のようですが、お風呂に入る前に座っただけで、その日から一度もお風呂でおしっこをしなくなったのです。
理由は
- 「お風呂前にトイレに行く」という流れが脳に定着しやすい
- “さっき座った=出したつもり”になることがある
- トイレを排泄場所と理解し始める
などが考えられます。
(※子どもの脳は「習慣」にめちゃくちゃ影響されます。)
■ 成功のカギは「褒めまくる」
お風呂前トイレがうまくいったあと、僕と妻が徹底したのが
■ できたら全力で褒める
■ 失敗してもリアクションしすぎない
という2つ。
成功体験が積み重なると、子どもは自信がつき、再現性が高くなります。
■ 3日後の可愛い事件|“あっ!”と言いながら必死に我慢
習慣を続けて3日目の夜。
体を洗っていた息子が突然
「あっ!」
と言いながら、両手でちんちんを押さえて必死に我慢していた のです。
もう本当に可愛くて、そして「頑張ってるんだ…!」と胸が熱くなる瞬間でした。
この行動は、トイレで出すべきだという理解が進んでいる証。
■ 冬に直面した「便座冷たい問題」|実は大きな障害だった
お風呂でのおしっこは止まったものの、次にぶつかった壁が
■ 子どもがトイレに座りたがらない
という問題。
特に冬場、大人用便座は保温(ほおん)機能があって暖かいのに対し、子ども用補助便座は冷たすぎる。
息子は便座に触れた瞬間に肩をすくめて離れたり、座りたがらなくなったりしていました。
「怖い」のではなく
「冷たいのがイヤ」
だったのです。
■ 100円ショップの“便座シート”が神アイテムだった
そこで試したのが、
▶ ダイソーなどの100均で売っている
便座シート
本来は大人用の便座に貼るものですが、子ども用便座にもハサミで切って使えば大丈夫でした。
肌触りもよく、冬の便座に座った時のひんやりがかなり軽減されました。
若干テープが貼りにくかったですが百均なんのでご愛嬌ということで。
私が買ったものと全く同じものではないですが、こんな感じのものです↓
便座シート ダマスク柄 – 100均 通販 ダイソーネットストア【公式】
冬はできるだけ暖かそうな素材のものを選ぶのがいいと思います。
■ 効果は絶大|貼ったその日に初めてトイレでおしっこ成功!
この便座シートを貼ったその日、
息子は 人生初のトイレでのおしっこ成功 を果たしました。
これまで何度誘っても座るのを嫌がっていたのに、その日は
- 自分から座り
- リラックスして
- そのままおしっこ
親としては感動&びっくり。
正直、「え、これだけで?」という感じでしたが、子どもにとって
■ “冷たくない”というだけで心理的ハードルが一気に下がる
これは本当に大きいと実感しました。
■ 10日続けた結果|見違えるほど自信がついた
- お風呂前トイレ(座るだけOK)
- 便座シートで座りやすい環境づくり
- 褒める・成功体験の積み重ね
この3つを続けた結果、わずか10日ほどで
■ トイレで安定しておしっこができるように!
お風呂でおしっこすることはゼロになり、トイレへの抵抗も完全になくなりました。
■ パパ・ママが実践すべきポイントまとめ
最後に、再現性の高い成功ポイントをまとめます。
● ① とりあえず「お風呂前に座る」習慣だけ作ればOK
出なくても大丈夫。行動の型を作るのが目的。
● ② 成功体験を作るために“褒める”を徹底する
心理学的に、成功→褒められる→もう一度成功する、が最強の流れ。
● ③ 失敗しても叱らない
リアクションしすぎると逆効果。淡々と。
● ④ 冬のトイトレは便座の冷たさ対策が必須
100均の便座シートは本当におすすめ。
● ⑤ 親の最初のリアクションで“遊び化”しやすい
これは僕の反省点。次の子では気をつけます…。
■ まとめ|子どもは環境と習慣で驚くほど変わる
今回の経験で強く感じたのは
- 子どもの“問題行動”の裏には理由がある
- 習慣と環境を整えればすぐ改善する
- 褒めることで成長スピードが一気に上がる
ということです。
「お風呂でおしっこしちゃう…」と悩んでいる家庭は多いですが、
今回紹介した方法は本当に効果が高く、取り入れやすいものばかりです。
同じ悩みを持つパパ・ママの参考になれば嬉しいです。

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